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パーキンソン病の筋力低下と栄養の関係

みなさんこんにちは♪
奈良香芝市にある自費リハビリ施設
脳梗塞リハビリMe:RIZE(ミライズ)理学療法士の城内洋人です。

お陰様で2025年7月15日で開設から7年目を迎えます。この6年間で奈良県を中心に大阪、兵庫、京都、和歌山、三重など関西中から脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)の後遺症やパーキンソン病、脊髄小脳変性症などにお悩みの方からお問合せを頂き、延べ7,000人以上のお客様とリハビリをご一緒させていただきました!
大変多くの脳疾患にお悩みの方々のお力になれたことを嬉しく思います。
現在は、この笑顔や喜びの輪をアジアに広げるべく、「ASIAに新しい価値提供を!」をテーマにアジア圏の脳梗塞、脳出血などの後遺症にお悩みの方々を受け入れるスキーム構築を進めております。

さて、そんな脳梗塞リハビリミライズから本日は皆さまへ

【パーキンソン病の筋力低下と栄養の関係】

についてお話をさせていただければと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。

まず初めに、パーキンソン病における筋力低下と栄養の関係について、以下にまとめました。

  1. 低栄養状態が筋肉量・筋力低下を促進する

パーキンソン病患者は低栄養状態に陥りやすく、特に体重減少は一般に52~65%で見られます 。

低栄養はサルコペニア(加齢による筋肉量・筋力の減少)を引き起こし、動作や日常生活機能(ADL)が低下します。

特にリハビリ中は栄養状態が悪いと、筋肉合成が追いつかず、トレーニング効果も薄れます 。

  1. 低栄養に陥る原因

摂取不足:食欲減退、嗅覚・味覚の低下、嚥下障害、食事動作の困難さ。

消化・吸収障害:便秘や消化管の運動不全が栄養吸収を阻害。

消費カロリーの増加:振戦・無意識運動(不随意運動)により、エネルギー消費が増大することも多い。

  1. 筋力維持・向上のための栄養ポイント

タンパク質
筋肉の材料として必須。推奨される食事パターンは――
少量ずつ回数を分けて摂る
レボドパ治療とのタイミング調整(薬の吸収阻害を防ぐ)
抗酸化栄養素&良質な脂質
ビタミンC、E、カロテノイド、ポリフェノール、オメガ‐3脂肪酸などが神経保護や炎症抑制に寄与。

食物繊維と水分
便秘予防と腸内環境改善に重要。水分&食物繊維をしっかり摂取

  1. 推奨食生活スタイル

三食+間食でカロリーを分散し、無理なく必要量を確保。

地中海食様の食事:野菜・果実・魚・ナッツ・オリーブオイルなど中心で、抗酸化成分が豊富
嚥下障害対応:とろみ付け・柔らか食・飲み込みやすい工夫が重要です。

  1. 実践のためのアプローチ

栄養評価:体重変化(月5%以上)や血清アルブミン値などに注意が必要です。

専門家連携:管理栄養士による食事指導、リハビリに合わせた栄養プランの作成
筋力トレーニング:適度な運動と栄養補給を組み合わせることで、筋肉合成を促進

○まとめ表

低栄養・体重減少 三食+間食、カロリー・たんぱく質の適切摂取

薬剤との相互作用 タンパク質の摂取タイミングを調整

嚥下・消化機能低下 柔らか食・とろみ・水分・食物繊維で対応

筋力・ADL維持 運動+栄養の両輪でトレーニング効果を最大化

○最後に

パーキンソン病では、筋力低下の大きな要因に低栄養によるサルコペニアがあり、栄養と筋力両方に配慮することが、ADLやQOLの維持に極めて重要です。ぜひ、栄養とリハビリを連動させ、管理栄養士・医師と相談しながら取り組んでください。

○効果的なリハビリメニューは?

以下に、パーキンソン病の筋力維持・向上を目指した効果的なリハビリメニューを、目的別にわかりやすくまとめました。

  1. ストレッチ&柔軟性アップ(こわばり改善・可動域拡大)

体幹の回旋ストレッチ:椅子や床で体をゆっくり左右にひねり、各方向30秒×2〜3回

首・肩・上肢ストレッチ:「頭を前後左右に倒す・肩回し・タオル体操」など日々取り入れやすい動き

下肢ストレッチ:カーフ伸ばし(壁立ち)、ベッドや椅子で太もも・股関節周辺のストレッチ

頻度の目安
朝・昼・晩の1日3回、無理のない範囲で呼吸を止めず、ゆっくり行うのが効果的。

  1. 筋力トレーニング(下肢・体幹・上肢)

スクワット(下肢全体):肩幅スタンスで膝を60~90度に曲げて10回×2〜3

ヒップリフト(お尻上げ):仰向け曲膝でお尻を持ち上げる10回×2〜3セット
ドローイン(体幹):仰向けで腹筋に力を入れて3〜5秒×各2セット

レジスタンスバンド運動:バンドを使った肩甲骨・ヒップブリッジ・膝上げなどで、週2〜3回の筋トレが推奨されます。

  1. バランス&歩行訓練(転倒予防/すくみ足対策)

バランス強化ステップ:壁や椅子を支えに片足踏み出し、体幹を使って10回ずつ。

リズム・視覚刺激付き歩行:床にテープで線を引いたり、メトロノームに合わせて歩き、すくみを改善します。

ホールやタンドムバイシクル(水中):太極拳やヨガ、ウォーキング・サイクリングなど多様な刺激を活用

  1. 有酸素運動(心肺向上・歩行安定)

ウォーキング・ジョギング:週150分を目安に、心拍数が上がる程度に継続
ダンス(タンゴ・ルンバなどゆっくりリズム)や太極拳(Tai Chi/体操を含む)、水中運動などはバランスと楽しさも得ることが可能。

  1. 呼吸・体幹トレーニング(姿勢・呼吸機能改善)

深呼吸+体幹姿勢訓練:薬後45分~1時間の“ベストな状態”時に、胸郭拡張・腹式呼吸を意識。

ヨガ・太極拳:呼吸と動きを融合しながら、可動域・体幹、心の安定を得られます。

  1. 専門プログラム(医療介入が必要)

LSVT-BIG/LOUD:大きな動作・発声を専門家と取り組むことで運動機能・発話機能が改善
脳梗塞リハビリMe:RIZE[ミライズ]
神経リハビリ(理学療法士による評価・歩行訓練・指導)

メニュー例(週スケジュール)

月曜 朝:ストレッチ/体幹回旋・下肢、夜:スクワット・ドローイン
火曜 歩行訓練(線+メトロノーム)+バランスステップ
水曜 太極拳またはダンス30分+レジスタンスバンド筋トレ
木曜 ストレッチ+ヒップリフト・バンド運動
金曜 ウォーキング or 水中歩行+呼吸トレ
土曜 ヨガ/太極拳45分
日曜 LSVT級自主練または軽め休息+散歩

注意点&継続のコツ

状態に合わせて無理のない強度で:痛みや疲れ時は変更を。家族や専門家と相談をお勧めします。

「毎日同じ時間」「小目標で少しずつ」が継続の鍵となります。

服薬タイミング重視:薬の効いている時間帯に行うと効果が高まります。
専門家との連携:PT/OT/言語療法士に身体評価・動作改善を定期的に依頼すると安心です。

○まとめ

多面的なリハビリ(ストレッチ・筋力・バランス・有酸素・呼吸・専門指導)を週5~6日程度に分散配置し、可動域・筋力・歩行・姿勢・呼吸・生活のしやすさを総合的に支えるメニューが理想的です。

まずは「できる範囲で、継続しやすく」から始め、体調や薬の効き具合に合わせた調整をしつつ、専門家との相談も並行しましょう。

弊社脳梗塞リハビリMe:RIZEでも脳梗塞や脳出血の後遺症、あるいはパーキンソン病のリハビリにおいて、管理栄養士が自費リハビリのサービスに入り、森永クリニコ社の栄養補助食品リハたいむゼリーを使用したリハ栄養コースのご提供もしております。

奈良を始め、大阪、京都、兵庫(神戸など)、和歌山、滋賀、三重(伊賀、甲賀、名張など)など、関西圏、近畿一円で自費リハビリ領域における脳梗塞リハビリ、脳出血リハビリ、神経疾患のリハビリ、パーキンソン病リハビリをお探しの脳卒中当事者の方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度、ご相談ください!

いかがでしたか?
みなさまの健幸の一助になれたなら幸いです。

引き続き、よろしくお願いいたします!

株式会社エイジエル
脳梗塞リハビリMe:RIZE(ミライズ)
城内洋人

パーキンソン病の筋力低下と栄養の関係

【脳梗塞リハビリミライズとは】

奈良を中心に大阪、兵庫、三重、京都、和歌山などからも脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)の後遺症やパーキンソン病、脊髄小脳変性症のリハビリにお困りの方々へ自費リハビリを提供している理学療法士、作業療法士を中心としたオーダーメイドのリハビリ施設です。

またボツリヌス療法の第一人者であるリハビリテーション医、勝谷将史医師に定期的に起こし頂き、脳出血や脳梗塞特有の痙縮と呼ばれる筋肉のこわばりを軽減させるボツリヌス療法や装具外来、さらには提携先医療機関との再生医療(幹細胞治療)や弊社の管理栄養士と森永クリニコ社のリハたいむゼリーが加わったリハビリ栄養の追加サービスを持ち、医師の指示の下、安全にリハビリを受けることが可能な保険外リハビリ施設でもあります。

リハビリが必要な方へ
従来の医療保険リハビリや介護保険リハビリ特有の日数や期間の制限なく、必要な時、必要なだけリハビリをご提供することが可能です。

ミライズはあなたの未来を諦めません!

脳梗塞リハビリMe:RIZE(ミライズ)
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お問合せお待ちしております。

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