㈱Work Shift様のオンラインセミナーにて

2021年09月7日

皆さんこんにちは。

脳梗塞リハビリミライズ理学療法士の城内洋人です。

2021.8.31㈱Work Shift様のオンラインセミナーにて、

「感覚刺激を用いた脳卒中片麻痺患者における座位・立位の姿勢調節」

というテーマで講演させていただきました。

当日は東京の理学療法士さんを始め、日本全国から30名を越えるセラピストさんにご参加いただきました。

講演終了後には沢山のご質問をいただけたことは、セミナー講師として、大変嬉しい経験となりました。

このような機会を頂きました㈱Work Shift高木先生には感謝しかございません。

脳梗塞リハビリミライズが開所し3年目に入りましたが、ミライズでお客様に対してご提供させていただいている私の脳卒中リハビリの知識・技術を学びたいとご参加いただいた日本全国のセラピストさんとセミナーを通して出会えたことを本当に嬉しく思います。

引き続き、奈良から脳卒中後遺症に悩む方を笑顔にするための様々な活動に尽力していこうと思います。

ご参加いただきました皆さまありがとうございました。

脳梗塞リハビリMe:RIZE ぬくもり奈良ステーション

理学療法士 城内 洋人

【リハビリ奮闘記】発症10年、上がらなかった麻痺側の腕が高く上がった…

2021年05月11日

皆さま、こんにちは

脳梗塞リハビリトレーナーの木村貴行です。

いかがお過ごしでしょうか?

本日は、発症10年目のお客様のリハビリ奮闘記です。

下記にご本人からのミライズへのご感想を掲載させていただきます。

脳卒中後遺症は10年という経っても、良い方向に変化する可能性は十分にあると私たちは思います。

<O・Y様 右脳梗塞 左上下肢麻痺 発症10年目>

・ミライズご感想・

足を振り回して歩くクセがあり、腰を痛めるのではないかと気になっていたのですが、ミライズでリハビリを続けて、きれいに歩けるようになりました。

また退院してから麻痺した腕の動きが悪くなりましたが、ミライズでの指導とリハビリにより自分の意思で上げることが出来るようになりました。一つ出来る事が増えた様に感じとても嬉しかったです。

~引き続き、脳梗塞リハビリMe:RIZEでは全力で脳梗塞後遺症にお悩みの方をサポートさせていただきます~

脳梗塞リハビリミライズは奈良県を中心に、和歌山県や大阪府からお車や電車にて通っていただく医療保険や介護保険といった公的保険を使用しない自費の脳卒中後遺症専門の機能訓練施設です。

所在は香芝市ですが、近鉄下田駅、JR香芝駅徒歩5分圏内にあり、専用の無料駐車場も4台分完備しておりますので、遠方から多くのお客様が私たちの自費リハビリサービスを受けるために訪れて頂いております。

脳梗塞リハビリミライズは、デイサービスやデイケア、介護付き有料老人ホームや住宅型有料老人ホーム、グループホーム、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、特別養護老人ホームなど、様々な施設とのサービスと併用してご利用いただける自費のリハビリ施設です。

ご利用いただいておりますお客様の多くが、上記のような介護サービスとの併用をしておりますので、各施設様や担当ケアマネジャー様との連携も十分に行い、サービスを提供させていただいております。※病院等の医療リハビリとの併用は不可

ミライズには病院や介護施設でのリハビリ経験が豊富な理学療法士(PT)やトレーナーが在籍しております。 身体機能や生活に必要な基本的動作(起き上がり、座位、立ち上がり、歩行など)、応用的動作(食事動作・更衣動作・トイレ動作・入浴動作といった日常の生活で必要な動作)のリハビリに加えて、脳卒中特有の手足のこわばりや痺れ等についても脳卒中に特化してきたセラピストが丁寧にご対応させていただきますので、安心してご利用いただくことが可能です。

2019年7月オープン以来、実際に多くの脳卒中後遺症の方のサポートをさせていただき、「楽に歩けるようになった」「腕が使いやすくなった」等、喜びのお声をいただいております。(当ホームページのお客様の声をご確認ください)

今後も脳梗塞リハビリミライズでは、脳梗塞や脳出血などの脳卒中による後遺症をお持ちの方、骨折や変形性関節症などによる手術後(人工関節にも対応しております)の方など、様々なご状態や疾患に対応をして参ります。

他にもこんな悩みがあります等、ご質問、ご相談がございましたら直接お電話いただくか、ホームページのお問合せメールにてご連絡下さい。無料電話相談も随時受けつけております。

また自費リハビリの費用やリハビリ開始までの流れなど、詳細につきましては、どのようなことでもお気軽にご相談・お問い合わせください。

ご連絡をお待ちしております。

お客様の目標やお悩みに寄り添いながら精一杯サポートさせていただきます。

宜しくお願いいたします。

脳梗塞リハビリMe:RIZE
トレーナー 木村貴行

右脳梗塞後遺症で左片麻痺をお持ちの方の自費リハビリ奮闘記

2021年02月26日

皆さま、こんにちは

脳梗塞リハビリ理学療法士の城内洋人です。

今回のブログは、奈良県在住で現在ミライズをご利用中の右脳梗塞後遺症で左片麻痺をお持ちの方の自費リハビリ奮闘記をご紹介いたします。

ミライズご利用前は、まだ杖での歩行も不安定で、麻痺の後遺症の残る左手は全く動かすことができない状態でしたが、ミライズの自費リハビリに通い、現在は杖歩行もふらつきなくできるようになり、左手も簡単な手や肘の曲げ伸ばしが可能になったことで、補助手として、日常生活でもご使用いただけるまでになりました。
現在はふるさとであるこの奈良を今春に出て、ご家族がいる関東へ転居するべく、全力で自費リハビリに取り組まれておられます。
奈良以外にも全国的に広がりを見せている我々のような自費リハビリ施設では、医療・介護の公的保険を使用したリハビリにある日数制限がないため、お一人おひとりのお悩みや目標に寄り添ったサポートをお望みいただいた期間までご利用いただくことが可能です。

今回の自費リハビリ奮闘記だけに限らず、引き続き私たちミライズは、奈良を中心に自費リハビリを必要とされている方々のお力になれるよう、最善と全力を尽くしたいと考えております。
ぜひ応援よろしくお願いいたします。

また他にもこんな悩みがあります等、ご質問、ご相談がございましたら直接お電話いただくか、ホームページのお問合せメールにてご連絡下さい。無料電話相談も随時受けつけております。

脳梗塞リハビリミライズは奈良県を中心に、和歌山県や大阪府からお車や電車にて通っていただく脳卒中後遺症専門の機能訓練施設です。所在は香芝市ですが、近鉄下田駅、JR香芝駅徒歩5分圏内にあり、専用の無料駐車場も4台分完備しておりますので、遠方から多くのお客様が訪れています。

脳梗塞リハビリミライズは、デイサービスやデイケア、介護付き有料老人ホームや住宅型有料老人ホーム、グループホーム、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、特別養護老人ホームなど、様々な施設とのサービスと併用してご利用いただける自費のリハビリ施設です。

ご利用いただいておりますお客様の多くが、上記のような介護サービスとの併用をしておりますので、各施設様や担当ケアマネジャー様との連携も十分に行い、サービスを提供させていただいております。※病院等の医療リハビリとの併用は不可

ミライズには病院や介護施設でのリハビリ経験が豊富な理学療法士(PT)やトレーナーが在籍しております。 身体機能や生活に必要な基本的動作(起き上がり、座位、立ち上がり、歩行など)、応用的動作(食事動作・更衣動作・トイレ動作・入浴動作といった日常の生活で必要な動作)のリハビリに加えて、脳卒中特有の手足のこわばりや痺れ等についても脳卒中に特化してきたセラピストが丁寧にご対応させていただきますので、安心してご利用いただくことが可能です。

2019年7月オープン以来、実際に多くの脳卒中後遺症の方のサポートをさせていただき、「歩けるようになった」「腕が使いやすくなった」等、喜びのお声をいただいております。(当ホームページのお客様の声をご確認ください)

今後もミライズでは、脳梗塞や脳出血などの脳卒中による後遺症をお持ちの方、骨折や変形性関節症などによる手術後(人工関節にも対応しております)の方など、様々なご状態や疾患に対応をして参ります。

また費用やリハビリ開始までの流れなど、詳細につきましては、どのようなことでもお気軽にご相談・お問い合わせください。

ご連絡をお待ちしております。

お客様の目標やお悩みに寄り添いながら精一杯サポートさせていただきます。

宜しくお願いいたします。

脳梗塞リハビリMe:RIZE
城内 洋人

ミライズでのトレーニングを実践紹介~(体幹)レベル5

2020年12月18日

皆様こんにちは。

ミライズのトレーナー木村貴行です。

今年最後のブログになります。

今年はMe:RIZEにとって飛躍の年になり、私自身、様々な場面で悩みながらも多くの学びを得ることが出来ました。

今年から新しい取り組みとして、YouTubeチャンネルをMe:RIZEで開設し、動画を創作していく難しさと楽しさ、情報をアウトプットしていく重要性を体感しました。

また並行して様々な研修にも参加させて頂きました。

さらには、法人内で自身も研修講師として何度も登壇の機会を頂き,
成長と学びの年となりました。

一方で、Me:RIZEとしては、コロナウイルスから緊急事態宣言となり、一定期間の休業を余儀なくされました。
その結果、お客様にご迷惑をお掛けする形になり、大変申し訳ない気持ちになりました。

この悔しさをバネにして、来年はお客様にもっともっと喜んでいただけるようスタッフ一同精進していきたいと考えております。

さあ、レッドコードトレーニングメニューは体幹編の最終!!

トレーニングメニュー(体幹)レベル5

※あくまでも軽度のお客様用のトレーニングメニューになります。

手元は左右それぞれにエアクッションを入れ、よりバランスの悪くし、負荷を上げます。足元は左右それぞれレッドコードに。

<自宅バージョン>

レベル4ではペットボトルに水をいれて太ももの間に入れて行って頂きましたがより負荷をかけるために足元で挟んで頂きます。

1日10回又は10秒×3セットを頑張りましょう。

体幹は歩行時にも立ち上がり時にも使う筋肉ですので継続してトレーニングしましょう。

リハビリは一日にしてならず。目標に向けて一緒に頑張りましょう!

ミライズトレーナー

木村 貴行

年末年始休業のご案内

2020年12月4日

拝啓 時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
また、平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、誠に勝手ながら弊社では

2020年12月31日(木)より、2020年1月4日(月)まで
年末年始休業とさせていただきます。

2021年1月5日(火)より通常営業となります。

2020年も本年同様、ご満足いただけるサービスの提供をめざし、
スタッフ一同より一層努力して参ります。

今後とも変わらぬご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。
                        敬具

ミライズでのトレーニングを実践紹介~(体幹)レベル4

2020年12月4日

皆様こんにちは。

12月。

残すところ1ヶ月。

今年は例年と違う1年の過ごし方をされた方が多いと思います。

ミライズの今年のまとめは次のブログで書きますね(##)

さあ、レッドコードトレーニングメニュー、体幹編もあと2回(今回含みます)

【トレーニングメニュー(体幹)レベル4】

手元はエアクッションを入れ、わざとバランスの悪くし、負荷を上げます。足元は左右それぞれレッドコードに。

ご自宅ではレベル3はボールやクッション等、比較的軽い物を挟んで行って頂いておりましたが、今回は少し重たくするためにペットボトルに水をいれて行います。

←ボトルを用意して下さい

←水を入れましょ!!

(横)               (前)

1日10回又は10秒×3セットを頑張りましょう。

次回は最終回レベル5をお届けします。お楽しみに(^^)

ミライズトレーナー

木村 貴行

ミライズでのトレーニングを実践紹介~(体幹)レベル3

2020年11月27日

皆様こんにちは。

11月に入り師走の音も聞こえ始めてきましたね。

今回がトレーニングメニュー(体幹)レベル3

あっという間にレベル3まできましたね。

徐々にレベルが上がってまいりました。

手元は手のひらで支え、足元は左右それぞれレッドコードに。

ご自宅でのメニューも負荷を上げましょう!!

前回から両足を上げての運動を行って頂いております。

今回は足と足との間に何かを挟んで(写真はボールを挟んでいます)頂いて両足を上げて頂きます。

ご自宅であるものなら何でも構いません。

例えば、クッションでもOK!!

まずは10回または10秒を3セット

次回はレベル4をお届けします。お楽しみに(^^)

ミライズトレーナー

木村 貴行

ミライズでのトレーニングを実践紹介~(腹筋群) レベル2

2020年11月16日

皆様こんにちは。

11月に入り師走の音も聞こえ始めてきましたね。

前回からトレーニングメニューを少しずつ紹介させて頂いております。

今回がトレーニングメニュー(腹直筋)レベル2

手元は手のひらで支え、足元はプラクティスボード(板状の物)。

ご自宅でのメニューも少しレベルをあげていきましょう!!
前回は片方の足を上げ下げでした。
今回は両足!!(目標10回または10秒×3セット)

次回はレベル3をお届けします。お楽しみに(^^)

ミライズトレーナー

木村 貴行

ミライズでのトレーニングを実践紹介

2020年10月26日

皆様こんにちは。

10月に入り肌寒くなってきましたね。体調は崩されておられないでしょうか?

今回は4月に脳出血を発症されたご利用者と一緒に行っているトレーニングメニューの一部をご紹介します。
段階的にレベル別にしておりますので参考にしてみて下さい。

まずはレベル1

手元は肘で支え、足元はプラクティスボード(板状の物)

ご自宅ではレッドコードがないので椅子に座った状態で息を吐きながら少し足を挙げる。
息を吐くのが限界になると足を下ろして下さい。(目標左右10回)

次回はレベル2をお届けします。お楽しみに(^^)

ミライズトレーナー

木村 貴行

電気刺激療法の新たなる可能性を拡げる「IVES(アイビス)」について

2020年09月29日

こんにちは
脳梗塞リハビリMe:RIZEミライズの理学療法士、城内洋人です。

残暑厳しいですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
我々ミライズも残暑の暑さに負けることなく、日々リハビリを通して、脳卒中の後遺症にお悩みの方々のサポートに奮闘しております。

さて今回のブログですが、我々ミライズで使用しているIVISという電気治療器のご説明をさせていただきたいと思います。

以下に開発者のインタビューを記載させていただきます。

 

【電気刺激療法の新たなる可能性を拡げる「IVES(アイビス)」について】

脳卒中などの疾病により身体に何らかの障害が見られるようになった人が、その失われてしまった機能を 回復するためには、リハビリテーションを行うことは極めて重要になります。現代のリハビリテーションは、その人の障害の種類によって、「理学療法」、「作業療法」、「言語療法」の 3 種類のリハビリテーションが行われます。 これらの中で理学療法は、日常生活に必要な基本的動作能力(起きることや座ることや立つことなどの動作)を取り戻すために「運動療法」や「物理療法」を中心とするリハビリテーションを行います。 その運動療法ですが、まさにその名の通りに、患者さんが有する『運動能力』を高めることを目的として、 筋力強化や関節可動域を増やすための運動を行います。 一方、物理療法とは、物理的なエネルギーを用いるリハビリテーションのことを言い、さまざまな機器を利用して、牽引療法・電気刺激療法、温熱療法、マッサージ療法などを行います。
特に電気刺激療法は、日本のテクノロジーが得意としている分野ということもあり、さまざまな機器が開発 され、リハビリテーションに用いられてきました。それらの中には、例えば、麻痺(マヒ)が生じた部位の筋肉 に刺激を与えるために一定の時間、決まった電流を流す「低周波治療器」や、脳の大脳皮質を刺激するように電流によって磁気を発生する機器を頭部にあてて行う「磁気刺激装置」などがあります。そうした電気刺激療法の機器で、現在、各方面から注目を集めているのが、早稲田大学の村岡慶裕教授が開発し、医療機器メーカーにより製品化された『随意介助電気刺激装置』の「IVES(アイビス)」です。
※IVES:Integrated Volitional control Electrical Stimulation (device)の略

この IVES が画期的なのは、脳からの指令によって筋肉が収縮したときに発生する電気信号(これを「筋電」と言います)を電極で読み取り、それを増幅するように読み取った電極を介して、全く同じ筋肉に電気刺激を与えるという点です。これはつまり、脳が動かしたいと思った筋肉に正確にその刺激を伝えられるということでもあり、他の機器と比べて、リハビリテーションの効果を最大限に活かすことができます。ただし、理屈はそうであっても、実際にリハビリテーションの現場で使用できる機器を開発するためには、いろいろと越えなければいけない壁がありました。

そもそも身体が思ったように動かない、いわゆる麻痺(マヒ)と呼ばれる状態は、脳が身体の各部位を動かすために送る電気信号を神経が正確に伝えられなくなったことから起こります。具体的には、脳から発せられる『手よ、動け』という指令(電気信号)が伝わらなかったり、伝わっても動かすことができないほど弱かったり、間違った部位に伝わってしまったりしているわけです。その結果、動かしたい部位が動かなかったり、間違った動きをしたりしてしまうことになり、これが麻痺(マヒ)と呼ばれる症状なわけです。 IVES を生み出した村岡教授は、脳と神経の関係を研究した際、電気刺激装置と筋電バイオフィードバック を組み合わせた装置が開発できないかと考えたのが、IVES を開発するきっかけになったそうです。「麻痺患者の脳からの電気信号は数十マイクロボルト(数十万分の一ボルト)という、非常に微弱なものですが、それを正確に読み取り、バイオフィードバックとして、100 ボルト程の電気刺激により筋収縮を増幅できれば、自分の意思を筋肉に伝えることができ、それを繰り返すことで学習が進み、再び動かせるようになるはずだと考えました」 (村岡教授)。

しかし、それまであった類似の機器は、電気信号を読み取る電極と電気刺激を与える電極が別々であったため、すぐ近くに電極を貼ったとしても、どうしても数 mm から数 cm のズレが生じていました。「ほんの少し電極の貼る場所が違っていると、本当に電気刺激を与えたい筋肉に正確にその刺激を与えられず、間違った動きになってしまうことも多く、リハビリテーションの効果に限界がありました。ですから、電気信号を読み取る電極と電気刺激を与える電極を同一にできないかと考えたわけです」(村岡教授)。

そして、試行錯誤を繰り返したところ、見事にこの難問を解決し、それを使った IVES のプロトタイプが作られたのです。ちなみに、それは 1997 年の夏、まだ村岡教授が博士課程の 1 年目のことだったとそうです。

IVES が、どのような機器であるか、これまで簡単に説明をしてきましたが、どうして脳卒中などによって、 身体に障害を持った人のリハビリテーションに効果があるのかを詳しく紹介したいと思います。 既に触れていますように IVES は、麻痺(マヒ)により活動が低下した筋肉の電気信号(筋電)を読み取って、それを電気刺激によって大きく増幅させて筋肉に伝えることで、筋肉を動かすように促す機器です。健康な人であれば、何もしなくても脳から出る「動け」という電気信号が動かしたい筋肉に伝わり、思ったまま に動かせるのに、それができなくなって麻痺(マヒ)などが生じている人の電気信号を、再び正確に伝えるこ とができるように補助し、同時に訓練もさせることでリハビリテーションの効果を生み出します。 自分の『手を動かしたい!』という意思が、脳から筋肉へ伝わることを邪魔するのではなく、そっと優しくアシストするように作用するのが IVES だと言えます」(村岡教授)。 さらに、IVESの利点として挙げられるのは、脳が動かしたいと思った同じ筋肉に何度でも刺激を与えることができる点です。繰り返しすることで、やがて脳から発せられる電気信号が増幅され、それまで動かなかった筋肉が動く可能性が出てくることが期待でき、しかも、それは麻痺(マヒ)が起こった年数に関係ありません。「私の経験では 5 年間、足が動かなかった人に効果がありました」(村岡教授)。 さらに、「単純に電気刺激を与えて筋肉を動かすのと違って、“自分が動かしたいと思って筋肉が動く“ということから、患者さんのリハビリテーションに取り組む意欲が増すという心理的な効果もあります」と村岡教授は言います。この言葉の通り、脳梗塞などの障害においては『リハビリテーションを続ける』ということが非常に大事だからです。 ところが、楽にできるリハビリテーションというものは、なかなかありません。それだけに、患者さんのリハビリテーションに対するモチベーションをいかに維持するかということも、非常に大切な要素になるので、それを補えることができるというのは大きいと思います」(村岡教授)。 確かに、いくらやっても効果が見えにくいリハビリテーションを続けることは大変です。さらに IVES の場合、身に付けても負担にならない大きさのため、普段の生活をしながら使用できることから、効果が期待できながらも『リハビリテーションをするんだ』といったように身構えて使わなくてもいいというのも大きな利点なのです。

1996 年の修士 2 年生の時に修士論文のデータ収集のために、母校である慶應義塾大学の関連施設で あるリハビリテーション専門の病院「慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター(2011 年 9 月 30 日閉院)」に 1 週間ほどの予定で行った際、それまで自分で役に立つだろうと考えて作った機器が、現場では全く使い物にならなかったことから、患者さんを知らずに開発を進めることの危うさに気づいたそうです。それにショックを受けた村岡教授は、そのまま 8 年間センターに常駐し、患者さんに寄り添いながら、本当に必要とされる機器とは、どのようなものかということを考えさせられたことも IVES の開発のきっかけになったと言います。「1997 年の開発当時は、大きさが大型の辞書ぐらいありました。しかし、その機器を身に付けて、常に一定の微弱な電気を流すことで筋肉に刺激を与え、かつ必要な時には動かす訓練ができ、さらに、それを繰り 返すことが機能の回復に繋がるというためには、どうしても小型化が必要でしたので、その後は、回路を工夫し、いかに小さくするかに腐心しました」(村岡教授)。 「当時は大学院の学生で病院の敷地内に住み込んでいましたから時間だけはあったので、昼も夜もずっと『何とかならないか』と考えていました」と村岡教授。 そして、そうした“煮詰まった”状態で 4 年経過した 2001 年 12 月の夜、夢の中である回路のヒントが浮かんだそうです。「『これならいけそうだ!』と思った時に目が覚めて、急いで忘れないうちに メモを取りました」。 その夢が与えてくれた回路により、IVES が掌のサイズまで小型化されました。「とにかく、まずは携帯できるサイズにすることを目標として、試作品は 5 号機ぐらいまで作りました」と村岡教授は言います。

村岡教授が IVES を完成させた 2002 年当時は、世間で大学発の知的財産が脚光を浴び始めた頃でもあったことから、その流れに乗って村岡先生も『記録と刺激の兼用電極を使って随意運動の介助を行うことができる携帯型電気刺激装置』の特許を慶應義塾大学で取得されました。しかし、その時点では、まだ商品化 の目途などはなかったと言います。「当時、慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンターのセンター長であった木村彰男教授が医療機器メーカーさんを紹介してくれて、製品化の話が一気に進みました」(村岡教授)。 そして、紆余曲折を経て 2008 年に完成した IVES が、遂に世に送り出されました。「IVES は、患者さんはもちろん、リハビリテーションを担当している専門医や OT(作業療法士)から『使ってみて効果がありました』などの声が多数寄せられています。早稲田大学に赴任してから、私は常に現場にいるわけではありませんので、直接、使用者や担当者からの声を聞く機会は、少なくなったのですが、学会 などでそういった喜びの声を聞くと、お役にたっていることが分かり、IVES を世に送り出すことができて本当に良かったと実感しています」(村岡教授)。 人間が本来持っている力を利用した機器とも言える IVES。今後、さらに広く多くの人が使うことで、きっと、もっと障害を持った人たちの希望を生み出すことができるはずです。

引用:開発者インタビュー『動かしたい』という気持ちに優しく寄り添う機器~IVES(アイビス)がリハビリテーションにもたらしたもの~

大変長文でしたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
いかがでしたでしょうか?これほどまでに熱い開発者の想い。我々ミライズでも、このIVISの力を借りて、少しでも脳卒中の後遺症に悩む人々の力になれればと考えております。皆さま引き続き、脳梗塞リハビリMe:RIZEをどうぞよろしくお願いいたします。

脳梗塞リハビリMe:RIZE
理学療法士 城内洋人

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