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糖尿病について(はじめに~第3章)

みなさんこんにちは♪
奈良香芝市にある自費リハビリ施設
脳梗塞リハビリMe:RIZE(ミライズ)理学療法士の梅田です。

お陰様で2025年11月末に奈良県を中心に大阪、兵庫、京都、和歌山、三重など関西中から脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)の後遺症やパーキンソン病、脊髄小脳変性症などにお悩みの方からお問合せを頂き、延べ8、000人以上のお客様とリハビリをご一緒させていただきました!
大変多くの脳疾患にお悩みの方々のお力になれたことを嬉しく思います。

さて、そんな脳梗塞リハビリミライズから本日は皆さまへ

「糖尿病について」

についてお話をさせていただければと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。

はじめに:糖尿病は「他人事」ではない

  • 現代日本における患者数と予備軍の現状
  • 「サイレントキラー(静かなる殺し屋)」と呼ばれる理由

第1章:糖尿病の正体を知る

  • インスリンと血糖値のメカニズム(鍵とドアの例え)
  • 1型・2型・妊娠糖尿病の違い

第2章:見逃してはいけない初期症状とサイン

  • 喉の渇き、多尿、急激な体重変化
  • 「なんとなく体がだるい」の裏側

第3章:本当に怖いのは「合併症」

  • しめじ(神経・目・腎臓)と、えのき(壊疽・脳卒中・虚血性心疾患)
  • 生活の質(QOL)を著しく下げるリスク

第4章:現代人のための食事療法(実践編)

  • 「食べてはいけない」ではなく「食べる順番と選び方」
  • GI値の活用と、隠れた糖質への注意

第5章:無理なく続ける運動習慣

  • 有酸素運動とレジスタンス運動の組み合わせ
  • 日常の隙間時間でできる「ちょいトレ」

第6章:最新の治療薬とテクノロジー

  • 飲み薬から注射薬(GLP-1等)、持続測定器(CGM)まで

第7章:心のケアと社会生活

  • スティグマ(偏見)との向き合い方
  • 周囲のサポートと仕事との両立

第8章:総括――今日から始まる、あなたの新しいストーリー

おわりに:今日から始める一歩が未来を変える


それでは、まず「はじめに〜第3章」までをお話していきます。


はじめに:糖尿病は「他人事」ではない

「自分はまだ若いから大丈夫」「甘いものはそんなに食べないから関係ない」 そう思っている方にこそ、この記事を届けていきたいと思います。

現在、日本国内において糖尿病が強く疑われる人と、その予備軍を合わせると、約2,000万人にのぼると言われています。これは、成人の約5、6人に1人が該当する計算です。もはや糖尿病は、特定の誰かがかかる珍しい病気ではなく、私たちの生活のすぐ隣にある「国民病」なのです。

糖尿病の最も恐ろしい点は、初期段階では「自覚症状がほとんどない」ことです。痛みも痒みもありません。しかし、その間にも高血糖は血管を少しずつ、確実にボロボロにしていきます。気づいた時には重大な合併症を引き起こしている――これが、糖尿病が「サイレントキラー(静かなる殺し屋)」と恐れられる理由です。

この記事では、糖尿病の基礎知識から、最新の治療、そして今日から実践できる生活習慣の改善までを解説します。あなたの、そして大切な家族の健康を守るためのガイドブックとして活用してもらえたら幸いです。


第1章:糖尿病の正体を知る

血糖値とインスリンのメカニズム

私たちの体は、食事から摂取した炭水化物を「ブドウ糖」に分解し、それをエネルギー源として利用しています。この血液中のブドウ糖の濃度が「血糖値」です。

通常、血糖値が上がると、膵臓(すいぞう)から「インスリン」というホルモンが分泌されます。インスリンはいわば、細胞のドアを開ける「鍵」のような役割を果たします。インスリンが働くことで、血液中のブドウ糖が細胞の中に取り込まれ、エネルギーとして消費されたり、蓄えられたりします。その結果、血糖値は一定の範囲内に保たれます。

糖尿病とは、この「鍵(インスリン)」が出にくくなったり、あるいは効きが悪くなったりして、血液中にブドウ糖が溢れかえってしまう病気です。

糖尿病の種類

一言で「糖尿病」と言っても、その原因によって大きくいくつかのタイプに分けられます。

タイプ主な原因特徴
1型糖尿病免疫系の異常(自己免疫)膵臓の細胞が壊され、インスリンがほぼ出なくなる。若年層の発症も多い。
2型糖尿病遺伝因子 + 生活習慣日本人の糖尿病の約90%以上。過食、運動不足、ストレス、肥満などが関与。
妊娠糖尿病妊娠中のホルモン変化妊娠中に初めて発見される糖代謝異常。出産後に治ることが多いが将来のリスクに。
その他遺伝子異常や他の病気肝臓や膵臓の病気、薬剤の副作用などによるもの。

特に現代社会で問題となっているのは「2型糖尿病」です。これは、遺伝的な体質に加えて、飽食や運動不足といった現代特有のライフスタイルが引き金となって発症します。


第2章:見逃してはいけない初期症状とサイン

糖尿病は「無症状の期間」が長いのが特徴ですが、血糖値がかなり高くなってくると、体はSOSのサインを出し始めます。以下の項目に心当たりはありませんか?

1. 異常に喉が渇く(口渇)

血液中の糖濃度が高くなると、体はその濃度を薄めようとして、細胞から水分を奪います。その結果、脳が「水分が足りない!」と指令を出し、強い口渇感を覚えるようになります。

2. 尿の回数と量が増える(多尿)

余分な糖を体外へ排出しようとして、腎臓がフル回転します。糖と一緒に水分も排出されるため、尿の量が増え、トイレに行く回数も頻繁になります。

3. 急激に体重が減る、疲れやすい

「食べているのに痩せていく」のは、糖尿病が進んでいるサインかもしれません。インスリンが働かないと、ブドウ糖をエネルギーとして利用できません。すると体は、代わりに脂肪や筋肉を分解してエネルギーを作ろうとするため、体重が減少します。また、細胞がエネルギー不足になるため、常に強い倦怠感(だるさ)を感じるようになります。

4. 傷が治りにくい、感染症にかかりやすい

高血糖の状態は免疫力を低下させます。また、血流が悪くなるため、小さな傷が化膿しやすかったり、なかなか治らなかったりすることがあります。水虫が治りにくい、歯周病が悪化するといった症状も要注意です。


ここまでのまとめと次へのステップ

糖尿病は、単に「血の砂糖が多い病気」ではなく、「エネルギー代謝のシステムが壊れる病気」です。自覚症状が出た時には、すでに体へのダメージが蓄積されている可能性が高いのです。

次の章では、糖尿病が本当の意味で「怖い」と言われる理由である、恐ろしい合併症について詳しく解説します。


第3章:本当に怖いのは「合併症」――全身を蝕むサイレントキラーの正体

糖尿病そのもので命を落とすことは稀ですが、放置することで引き起こされる「合併症」は、私たちの人生の質(QOL)を劇的に低下させ、時には命を奪います。高血糖の状態が続くということは、いわば「血管が高血糖にさらされ続け、内側からじわじわと傷ついていく状態」と言い換えることができます。

合併症は大きく分けて、細い血管が壊れる「細小血管障害」と、太い血管が詰まる「大血管障害」の2つがあります。

1. 糖尿病の「しめじ」――三大合併症(細小血管障害)

医療現場でよく使われる覚え方が「しめじ」です。これらは非常に細い血管が集まる場所に起こります。

  • 「し」:神経障害(末梢神経障害)

最も早く現れやすい合併症です。足の先や手の先に「しびれ」や「痛み」を感じるようになります。進行すると逆に感覚が麻痺し、怪我をしても気づかなくなります。これが後述する「足壊疽(えそ)」の引き金となります。

  • 「め」:網膜症(目の障害)

眼底の血管が破れたり詰まったりします。恐ろしいのは、視力が低下した時にはすでに手遅れに近い状態であることです。日本人の成人失明原因の第3位(かつては1位)となっています。

  • 「じ」:腎症(腎臓の障害)

血液をろ過して尿を作る「糸球体」という組織が壊れます。進行すると体内の老廃物を排出できなくなり、最終的には人工透析が必要になります。現在、透析導入原因の第1位は糖尿病です。

2. 糖尿病の「えのき」――命に関わる大血管障害

大きな血管が動脈硬化を起こすことで生じる合併症です。

  • 「え」:壊疽(えそ)

神経障害で傷に気づかず、血流障害で治りが悪いため、足の組織が腐ってしまいます。最悪の場合、切断を余儀なくされます。

  • 「の」:脳卒中

脳梗塞などが起こりやすくなります。2型糖尿病患者は、健康な人に比べて脳梗塞のリスクが2〜3倍高いと言われています。

  • 「き」:虚血性心疾患

心筋梗塞や狭心症です。糖尿病がある場合、痛みを伴わない「無痛性心筋梗塞」が起こることがあり、発見が遅れるリスクがあります。


次は、「第4章:食事療法」と「第5章:運動習慣」と「第6章:最新の治療薬とテクノロジ」についてお話させて頂きます。

いかがでしたか?
みなさまの健幸の一助になれたなら幸いです。

引き続き、よろしくお願いいたします!

株式会社エイジエル
脳梗塞リハビリMe:RIZE
理学療法士 梅田 裕記

糖尿病について1-3

【脳梗塞リハビリミライズとは】

奈良や大阪を中心に脳卒中などのリハビリにお困りの方々へ自費リハビリを提供している理学療法士を中心としたオーダーメイドのリハビリ施設です。

またボツリヌス療法の第一人者である勝谷将史医師に定期的に起こし頂き、脳卒中特有の筋肉のこわばりを軽減させるボツリヌス療法や装具外来をサービスの一つに持ち、医師の指示の下、安全にリハビリを受けることが可能なリハビリ施設でもあります。

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