みなさんこんにちは。脳梗塞リハビリMe:RIZE(ミライズ)の城内洋人です。
実は私、かれこれ5年ほど前からアンチエイジングを目的に毎朝、筋力トレーニングをしています!
メニューは腕立て伏せ、腹筋や背筋のトレーニング、スクワット、懸垂、重錘上げなどなど。今年、45歳になり、体力の衰えを感じてきましまので、最近は筋力トレーニングに加えて、お休みの日に3km程度のランニングを加えています。
脳卒中の後遺症にお悩みの方には、中々ランニングは難しいと言った方もいらっしゃるかと思いますが、実はウォーキングでもOKです!
大切なことは普段の運動やリハビリに有酸素運動を取り入れているかどうかという部分なのです。
有酸素運動は、心身の健康を維持・向上させるための効果的な手段として広く認識されています。以下に、その主な効果と実践方法について詳しくご紹介します。
◯有酸素運動の主な効果
- 心肺機能の向上
有酸素運動は、心臓や肺の働きを活性化させ、持久力を高める効果があります。定期的に行うことで、心臓が効率的に血液を送るようになり、酸素供給能力も向上します。これにより、日常生活での活動がラクになり、疲れにくくなります。 - 脂肪燃焼と体重管理
有酸素運動は、脂肪をエネルギー源として燃焼させるため、体重管理に効果的です。特に15〜30分以上の運動を継続することで脂肪燃焼が促進され、健康的な体型維持をサポートします。 - 血液循環の改善
運動によって血液の流れが良くなると、全身の細胞に栄養と酸素が行き渡りやすくなります。これにより、血圧の調整や代謝の向上が期待できます。また、血液循環の改善は冷え性やむくみの軽減にもつながります。 - ストレス解消とメンタルヘルスの向上
運動中に分泌されるエンドルフィン別名、幸福ホルモンとも呼ばれる物質は、ストレスを軽減し、気分を高める作用があります。有酸素運動を定期的に行うことで、不安感やうつ症状の改善効果も報 - 免疫力の向上
適度な運動は免疫細胞を活性化させ、病気への抵抗力を高めることが分かっています。有酸素運動を習慣化することで、風邪や感染症にかかりにくい体質を作ることができます。
○効果的な実践方法
運動強度の目安:最大心拍数の50〜70%程度を目安に、軽く息が弾む程度の強度で行うのが理想です。最大心拍数は「220 – 年齢」で計算できます。
継続的な実施:週に3〜5回、1回30分以上の運動を目安に行うことで効果が得られやすくなります。忙しい場合でも、10分ずつ分けて行うなど、生活に取り入れやすい形で継続することが重要です。
ウォームアップとクールダウン:運動前後のウォームアップとクールダウンは、ケガの防止や筋肉痛の軽減に役立ちます。ストレッチを取り入れることで、身体をリラックスさせましょう。
◯注意点
無理をしない:特に初心者や高齢者は、軽いウォーキングなどから始めることをおすすめします。持病がある場合は、医師と相談のうえで運動を開始してください。
体調の変化に注意:運動中に息切れや胸の痛みを感じた場合は、すぐに中止し、必要に応じて医師の診察を受けてください。
有酸素運動は、特別な道具やスキルがなくても始められるため、日々の生活に取り入れやすいのが魅力です。
以下に追加で、脳卒中後遺症の方への有酸素運動の効果について記載しておきます。
脳卒中後の後遺症に対する有酸素運動は、リハビリテーションの重要な一環として、身体機能の回復や維持に効果的であるとされています。以下に、具体的な効果と実践方法についてご紹介します。
◯脳卒中後遺症に対する有酸素運動の効果
- 神経可塑性の促進
有酸素運動は、脳の神経細胞の再生や新たな神経回路の形成を促進する「神経可塑性」を高めるとされています。これにより、脳卒中後に損傷を受けた部分の機能回復が期待できます。 - 心肺機能の向上
ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動は、心肺機能を向上させ、全身への血流を改善します。これにより、脳への酸素供給が増え、回復をサポートします。 - 筋力と持久力の増加
下肢の筋力や持久力を高めることで、歩行能力の改善や転倒リスクの低減が期待できます。特に、股関節周りの筋肉を鍛えることが効果的です。 - 精神的健康の向上
有酸素運動は、エンドルフィンの分泌を促進し、気分の改善やストレスの軽減に寄与します。これにより、リハビリへの意欲が高まり、継続的な取り組みが可能となります。
◯実践のポイント
医師と相談する:運動を始める前に、担当医と相談し、適切な運動強度や頻度を決定しましょう。
無理のない範囲で:初めは短時間から始め、徐々に時間や強度を増やしていくことが重要です。
ウォーキングから始める:平坦な場所でのウォーキングは、リスクが少なく、継続しやすい運動です。
ストレッチを取り入れる:運動前後にストレッチを行うことで、筋肉の柔軟性を保ち、ケガの予防につながります。
◯注意点
症状に応じた調整:麻痺の程度や感覚障害の有無など、個々の症状に応じて運動内容を調整する必要があります。
体調の変化に敏感になる:運動中に異常を感じた場合は、すぐに中止し、医師に相談してください。
脳卒中後のリハビリテーションにおいて、有酸素運動は身体機能の回復だけでなく、精神的な健康維持にも寄与します。医師と連携しながら、無理のない範囲で取り組むことが大切です。
皆さまに置かれましても脳卒中後遺症の改善や健康維持、生活の質の向上を目指して、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動をぜひ取り入れていただければ幸いです。
それではまた!
株式会社エイジエル
脳梗塞リハビリMe:RIZE
理学療法士
城内 洋人

【脳梗塞リハビリミライズとは】
奈良や大阪を中心に脳卒中などのリハビリにお困りの方々へ自費リハビリを提供している理学療法士を中心としたオーダーメイドのリハビリ施設です。
またボツリヌス療法の第一人者である勝谷将史医師に定期的に起こし頂き、脳卒中特有の筋肉のこわばりを軽減させるボツリヌス療法や装具外来をサービスの一つに持ち、医師の指示の下、安全にリハビリを受けることが可能なリハビリ施設でもあります。
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