ぬくもり奈良ステーション

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脳幹梗塞の要因、発症時の対処法、効果的なリハビリについて

みなさんこんにちは♪
奈良香芝市にある自費リハビリ施設
脳梗塞リハビリMe:RIZE(ミライズ)理学療法士の城内洋人です。

お陰様で開設から来月で7年目を迎えます。この6年間、奈良県を中心に大阪、三重、兵庫、京都、和歌山など関西中から脳梗塞、脳出血、パーキンソン病などの後遺症にお悩みの方からお問合せを頂き、脳卒中、脳神経のリハビリをご一緒させていただきました!
少しでも脳卒中、脳神経の病にお悩みの方々のお力になれたことを嬉しく思います。
現在は、この笑顔や喜びの輪をアジアに広げるべく、「ASIAに新しい価値提供を!」をテーマにアジア圏の脳梗塞、脳出血、脳神経の病にお悩みの方々を受け入れるスキーム構築を進めております。

さて、そんなミライズ城内から
本日は皆さまに脳幹梗塞の発症要因、発症時の対処法、効果的なリハビリテーションについてお話させて頂ければと思います。

ぜひ最後までお付き合いください!

脳幹梗塞は、脳幹部の血流が途絶えることによって引き起こされる脳梗塞の一種です。脳幹は、呼吸や心拍、意識の維持など、生命維持に関わる重要な機能を担っているため、脳幹梗塞は非常に重篤な状態となります。

○脳幹梗塞とは?

脳幹は、延髄、中脳、橋の3つの部分から構成され、脳と脊髄を繋ぐ重要な役割を果たしています。ここに血栓や塞栓が生じ、血流が途絶えると、以下のような症状が現れることがあります:

意識障害:昏睡や昏迷など、意識レベルの低下。
呼吸・循環障害:呼吸が浅くなる、または停止することがある。
運動機能障害:四肢の麻痺や協調運動障害。
嚥下障害:食物の飲み込みが困難になる。
言語障害:発語が困難になる、または理解力の低下。

○脳幹梗塞の原因とリスク因子

脳幹梗塞の主な原因には以下があります:

動脈硬化:高血圧や高コレステロール、糖尿病などが背景にある場合。
心房細動:不整脈により心臓内で血栓が形成され、脳に流入することがある。
血栓塞栓症:血栓が血流に乗って脳の血管を塞ぐ状態。
また、喫煙や肥満、運動不足などの生活習慣もリスク因子となります。

○診断と治療

脳幹梗塞が疑われる場合、以下の検査が行われます:

CTスキャンやMRI:脳の画像診断により、梗塞の部位や範囲を確認。
血液検査:凝固能や炎症反応などを評価。
治療は、発症からの時間や症状の重篤度に応じて以下のように行われます。

急性期治療:血栓溶解療法や血栓回収療法が適応となる場合があります。
リハビリテーション:早期からのリハビリにより、機能回復を促進します。

○回復の可能性と神経可塑性

脳は「神経可塑性」と呼ばれる特性を持ち、損傷を受けた神経回路を再構築する能力があります。適切なリハビリテーションを継続することで、機能の回復が期待できます。特に、早期のリハビリ介入が回復に効果的であるとされています。

○まとめ
脳幹梗塞は生命に関わる重篤な疾患ですが、早期の診断と適切な治療、リハビリテーションにより、回復の可能性があります。疑わしい症状がある場合は、早急に医療機関を受診することが重要です。

さらに詳しい情報や症例について知りたい場合は、信頼できる医療機関や専門家に相談することをお勧めします。

発症要因は?

脳幹梗塞の発症要因は、血流の障害によって脳幹部の機能が損なわれることに起因します。以下に、主な発症要因を詳しく説明します。

○脳幹梗塞の主な発症要因

  1. 動脈硬化
    動脈硬化は、血管壁に脂質やカルシウムが沈着し、血管が硬く狭くなる状態です。これにより、血流が滞りやすくなり、血栓が形成されやすくなります。特に、高血圧や高コレステロール、糖尿病などの生活習慣病が背景にある場合、脳幹部の血管が狭窄し、梗塞を引き起こすリスクが高まります。
  2. 心房細動(不整脈)
    心房細動は、心臓の上部が不規則に収縮する状態で、血液が心房内で滞留しやすくなります。これにより血栓が形成され、血流に乗って脳の血管を塞ぐことがあります。特に高齢者に多く見られ、脳幹梗塞のリスク因子となります。
  3. 動脈解離
    動脈解離は、血管壁の内膜が裂け、血液が壁内に入り込むことで血管が拡張・狭窄する状態です。これにより血流が乱れ、血栓が形成されやすくなります。頸動脈や椎骨動脈の解離が脳幹梗塞の原因となることがあります。
  4. 高血圧
    高血圧は、血管に持続的な負荷をかけ、血管壁を傷つける原因となります。これにより血栓が形成されやすくなり、脳幹部の血管が詰まりやすくなります。
  5. 脂質異常症(高コレステロール)
    血液中のコレステロール値が高いと、血管壁にコレステロールが沈着し、動脈硬化を進行させます。これにより血流が滞り、脳幹梗塞のリスクが高まります。
  6. 糖尿病
    糖尿病は、血糖値が高い状態が続くことで血管が損傷しやすくなります。これにより動脈硬化が進行し、脳幹梗塞のリスクが増加します。
  7. 喫煙
    喫煙は、血管を収縮させ、血液の粘度を高めるため、血栓が形成されやすくなります。また、喫煙により動脈硬化が進行し、脳幹梗塞のリスク因子となります。
  8. 過度の飲酒
    過度の飲酒は、血圧を上昇させ、血管に負担をかけるため、脳幹梗塞のリスクを高めます。
  9. 肥満
    肥満は、高血圧や糖尿病、高コレステロールなどの生活習慣病を引き起こし、これらが脳幹梗塞のリスク因子となります。
  10. 運動不足
    運動不足は、肥満や高血圧、糖尿病などの生活習慣病を引き起こし、脳幹梗塞のリスクを高めます。
  11. ストレス
    慢性的なストレスは、血圧を上昇させ、血管に負担をかけるため、脳幹梗塞のリスク因子となると言われています。

○まとめ
脳幹梗塞は、血流の障害によって脳幹部の機能が損なわれる状態です。動脈硬化や心房細動、高血圧、脂質異常症、糖尿病、喫煙、過度の飲酒、肥満、運動不足、ストレスなど、複数の要因が関与しています。これらのリスク因子を早期に認識し、生活習慣を改善することで、脳幹梗塞の予防が可能です。健康診断を定期的に受け、異常があれば早期に対処することが重要です。

発症時の対処法は?

脳幹梗塞が疑われる場合、発症時の迅速かつ適切な対応が生命を守る鍵となります。以下に、発症時の対処法を詳しく説明します。

○脳幹梗塞発症時の緊急対応ガイド

  1. 直ちに119番通報
    脳幹梗塞の疑いがある場合、迷わず119番に電話し、以下の情報を伝えます:

発症した時間
症状の詳細(例:意識障害、呼吸困難、麻痺など)
患者の年齢や既往歴(高血圧、糖尿病、心疾患など)
通報後は、指示に従いながら救急車の到着を待ちます。

  1. 患者を安全な姿勢に保つ
    患者が意識を失っている場合、以下の対応を行います:

仰向けで寝かせ、頭部を少し高く保つ。
嘔吐物がある場合、顔を横向きにし、気道を確保します。
舌が喉に落ち込むのを防ぐため、下顎を軽く上げることが有効です。

これらの対応により、呼吸や血流の維持を助けます。

  1. 発症時刻と症状の記録
    発症時刻や症状の進行状況を記録しておくと、医療機関での診断に役立ちます。

発症時間
症状の変化(例:麻痺の部位や進行)
意識レベルの変化
これらの情報は、治療方針を決定する際に重要な手がかりとなります。

○医療機関での対応

救急隊が到着したら、患者を速やかに医療機関へ搬送します。脳幹梗塞は発症から4.5時間以内であれば、血栓溶解療法や血栓回収療法が適応となる場合があります。これらの治療は、発症からの時間が短いほど効果的です。

○注意点
発症からの時間が経過すると、治療の効果が低下するため、早期の対応が重要です。
自己判断での薬の服用や民間療法は避け、専門の医師の指示を仰ぐことが必要です。
脳幹梗塞は迅速な対応が予後を大きく左右します。発症が疑われる場合は、迷わず119番通報し、専門の医療機関での評価と治療を受けることが最善の対応となります。

効果的なリハビリテーションは?

脳幹梗塞の回復には、早期からのリハビリテーションが重要です。以下に、効果的なリハビリテーション方法を症状別に詳しくご紹介します。

○脳幹梗塞後のリハビリテーション方法

  1. 運動機能の回復
    課題指向型トレーニング:日常生活動作(ADL)を模倣した訓練を繰り返し行うことで、麻痺肢の運動機能を回復します。特に、患側手の使用を促す「制限誘導運動療法(CIMT)」が効果的とされています。
    ロボット支援リハビリテーション:ロボットを用いて、患者の動作を精密に追跡し、必要に応じて支援や抵抗を提供することで、運動機能の回復を促進します。
    感覚入力の活用:触覚、視覚、聴覚、前庭感覚などの多様な感覚を活用することで、脳の可塑性を高め、失われた機能の回復を目指します。
  2. バランス・歩行訓練
    座位・立位バランス訓練:端座位での体幹ゆすり動作や、手すりを用いた立位訓練を行い、バランス能力を向上させます。
    歩行訓練:平行棒内での歩行練習や、杖を使用しての歩行訓練を行い、歩行能力の回復を目指します。
  3. 高次脳機能の回復
    認知リハビリテーション:記憶訓練や注意力訓練、遂行機能訓練などを行い、認知機能の回復を図ります。
    社会的行動訓練:ロールプレイングやグループセラピーを通じて、社会的な適応能力を高めます。
    感情・心理的サポート:日記やアートセラピーなどを通じて、感情の表現を促し、心理的な回復を支援しています。
  4. 生活支援と環境調整
    環境調整:生活環境を整理し、患者が自立して生活できるように支援しています。
    家族への支援:家族に対する教育やサポートを行い、患者の生活の質を向上させます。

○リハビリテーションの進め方
多職種連携:医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、心理専門職などが協力し、包括的なリハビリテーションを行います。
個別化されたプログラム:患者の状態やニーズに応じて、リハビリテーションプログラムを調整します。
継続的な評価と修正:定期的に進捗を評価し、必要に応じてプログラムを修正します。
○自宅でできるリハビリテーション

アプリやオンラインプラットフォームの活用:リハビリテーションアプリやオンラインプラットフォームを利用することで、自宅でもリハビリテーションを継続可能です。

テレリハビリテーション:遠隔地でのリハビリテーションセッションを通じて、専門家の指導を受けることが可能です。

○まとめ
脳幹梗塞からの回復には、早期からの多職種によるリハビリテーションが重要です。患者一人ひとりの状態に応じた個別化されたプログラムを実施し、継続的に評価・修正を行うことで、機能回復を促進します。自宅でのリハビリテーションも可能であり、専門家の指導を受けながら継続することが推奨されます。

いかがでしたか?
みなさまの健幸の一助になれたなら幸いです。

これからもよろしくお願いいたします!

株式会社エイジエル
脳梗塞リハビリMe:RIZE(ミライズ)
城内 洋人

脳幹梗塞の要因、発症時の対処法、効果的なリハビリについて

【脳梗塞リハビリミライズとは】

奈良を中心に大阪、兵庫、三重、京都、和歌山などからも脳卒中(脳梗塞、脳出血など)の後遺症リハビリにお困りの方々へ

自費リハビリを提供している理学療法士を中心としたオーダーメイドのリハビリ施設です。

またボツリヌス療法の第一人者である勝谷将史医師に定期的に起こし頂き、脳卒中特有の筋肉のこわばりを軽減させるボツリヌス療法や装具外来、

提携先医療機関との再生医療(幹細胞治療)や管理栄養士を入れたリハ栄養の追加サービスを持ち、医師の指示の下、安全にリハビリを受けることが可能な保険外リハビリ施設でもあります。

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