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脳梗塞の前兆と対処法、効果的なリハビリ

皆さんこんにちは。脳梗塞リハビリMe:RIZE(ミライズ)理学療法士の城内洋人です。今日は、脳梗塞の前兆、実際に発症した際の対処法、効果的なリハビリのご紹介をさせていただきます。

脳梗塞の前兆や初期症状を早期に認識することは、重症化を防ぐために非常に重要です。以下に、主な前兆や初期症状、注意すべきポイントを詳しく解説します。

脳梗塞の主な前兆・初期症状

脳梗塞の前兆として、以下のような症状が突然現れることがあります:

片側の手足や顔のしびれ・麻痺・・・特に片側だけに現れる場合は要注意。

言葉が出にくい・ろれつが回らない・・・言語障害や構音障害が見られることがあり。

視野の一部が欠ける・片目が見えにくい・・・視覚障害が前兆として現れることがあり。

めまい・ふらつき・バランスが取れない・・・小脳や脳幹の異常が原因で起こることがあり。

顔のゆがみ・・・顔の片側が下がるなどの症状が現れることがあり。

これらの症状が一時的に現れ、数分から数時間で消失する場合、「一過性脳虚血発作(TIA)」と呼ばれます。TIAは脳梗塞の前兆であり、放置すると本格的な脳梗塞に進行するリスクが高まります。

症状の現れ方と脳の部位との関係

脳梗塞の症状は、脳内のどの部位が影響を受けたかによって異なります:

前頭葉:判断力の低下、感情の制御障害、運動麻痺などが見られます。

頭頂葉:感覚麻痺や空間認識障害が発生することがあります。

側頭葉:言語理解の障害や記憶力の低下が起こる可能性があります。
また、脳の右半球で梗塞が起きた場合は左半身に、左半球で起きた場合は右半身に症状が現れることが一般的と言われています。

早期対応の重要性

脳梗塞は発症からの時間が治療の鍵となります。前述のような症状が現れた場合、たとえ一時的に改善しても、速やかに医療機関を受診することが重要です。特に、神経内科や脳神経外科の専門医による診察が推奨されます。

脳梗塞の予防と生活習慣の見直し

脳梗塞のリスクを減らすためには、以下の点に注意することが効果的です:

生活習慣病の管理:高血圧、糖尿病、脂質異常症などの管理を徹底しましょう。

禁煙と節度ある飲酒:喫煙は脳梗塞のリスクを高めます。また、過度の飲酒も避けましょう。

適正体重の維持:肥満は脳梗塞のリスク因子です。適正な体重を保つよう心がけましょう。

定期的な健康診断:早期発見・早期治療のために、定期的な検診を受けることが重要です。
脳梗塞は迅速な対応が求められる疾患です。前兆や初期症状に気づいたら、ためらわずに医療機関を受診してください。また、日頃からの健康管理と生活習慣の見直しが、脳梗塞の予防につながります。

次に実際に脳梗塞発症時の適切な対処法について解説します。

  1. 症状を確認する
    以下のような症状が突然現れた場合、脳梗塞の可能性があります:

顔の片側の麻痺やしびれ

片側の手足の脱力やしびれ

言葉が出にくい、理解しにくい

視力の低下や視野の欠損

激しい頭痛やめまい

これらの症状が一時的であっても、一過性脳虚血発作(TIA)の可能性があり、早急な対応が必要です。

  1. すぐに救急車を呼ぶ
    症状が現れたら、迷わず119番通報し、救急車を要請してください。時間の経過とともに脳の損傷が進行するため、迅速な対応が求められます。
  2. 患者を安静に保つ
    救急車が到着するまで、患者を安静にし、無理に動かさないようにしてください。頭を高くして寝かせることで、脳への血流を助けることができます。
  3. 症状の発症時間を記録する
    医療機関では、発症からの時間が治療方針を決定する重要な要素となります。症状が現れた時間を正確に伝えられるようにしましょう。

医療機関での治療

病院では、CTやMRIなどの画像診断を行い、脳梗塞のタイプや範囲を確認します。治療法としては、血栓を溶かす薬物療法や、血栓を取り除くカテーテル治療などが行われます。

再発予防とリハビリテーション

脳梗塞の再発を防ぐためには、以下の点に注意が必要です:

高血圧や糖尿病などの生活習慣病の管理

禁煙や節度ある飲酒

バランスの取れた食事と適度な運動

定期的な医療機関での検診

また、リハビリテーションを通じて、身体機能の回復や日常生活への復帰を目指します。

脳梗塞は、早期発見と迅速な対応が後遺症の軽減や命を守る鍵となります。少しでも異変を感じたら、ためらわずに救急車を呼び、専門的な医療を受けてください。

次に効果的なリハビリテーションのご紹介をさせていただきますね。

効果的なリハビリテーションの基本原則
早期開始:脳梗塞発症後、可能な限り早期にリハビリを開始することが推奨されています。早期介入により、神経の可塑性を促進し、機能回復の可能性が高まります。

個別化されたプログラム:患者の症状や生活環境に応じて、リハビリ内容を調整することが重要です。運動機能、言語、認知、日常生活動作(ADL)など、多面的な評価に基づいたプログラムが効果的です。

多職種連携:医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師など、各専門職が連携してリハビリを進めることで、総合的な支援が可能となります。

回復期リハビリテーションの具体的介入

理学療法(PT):歩行訓練や筋力強化、バランス訓練などを通じて、運動機能の回復を目指します。

作業療法(OT):日常生活動作(食事、着替え、入浴など)の自立を促進するための訓練を行います。

言語聴覚療法(ST):言語障害や嚥下障害に対する訓練を実施し、コミュニケーション能力や食事の安全性を向上させます。

認知リハビリテーション:記憶力や注意力、判断力などの認知機能の改善を図る訓練が行われます。

在宅リハビリテーションと地域支援

退院後も継続的なリハビリが重要です。在宅リハビリテーションでは、訪問リハビリや通所リハビリを利用し、生活環境に即した支援を受けることができます。また、地域包括支援センターや介護支援専門員(ケアマネージャー)と連携し、必要なサービスを調整することが効果的です。

脳梗塞後のリハビリテーションは、患者一人ひとりの状況に応じた個別的なアプローチが求められます。専門家と連携し、継続的かつ適切なリハビリを行うことで、機能回復と生活の質の向上が期待できます。

いかがでしたか?少しでも参考になり、いざという時のお力になれたなら幸いです。

株式会社エイジエル
脳梗塞リハビリMe:RIZE(ミライズ)
理学療法士
城内 洋人

脳梗塞の前兆と対処法、効果的なリハビリ

【脳梗塞リハビリミライズとは】

奈良や大阪を中心に脳卒中などのリハビリにお困りの方々へ自費リハビリを提供している理学療法士を中心としたオーダーメイドのリハビリ施設です。

またボツリヌス療法の第一人者である勝谷将史医師に定期的に起こし頂き、脳卒中特有の筋肉のこわばりを軽減させるボツリヌス療法や装具外来をサービスの一つに持ち、医師の指示の下、安全にリハビリを受けることが可能なリハビリ施設でもあります。

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