ミライズが大切にしている根拠とアプローチ
ボツリヌス治療について
脳卒中ガイドライン2021 痙縮
脳卒中後の上下肢痙縮を軽減させるために、もしくはその運動機能を改善させるために、ボツリヌス毒素療法を行うとが勧められている。(推奨度A エビデンスレベル高)
ミライズでは、脳卒中特有の筋肉の強ばりである痙縮に対して、ボツリヌス療法の第一人者である勝谷将史医師に定期的にお越しいただき、隣接するぬくもりクリニックでボツリヌス注射を施注していただき、筋肉の強ばりを軽減する治療を行うと共に、施注後の個別リハビリの指示をいただきながら、お客様にサービスをご提供させていただきます(対象者のみ)。
勝谷将史医師 経歴
〈専門領域〉
・リハビリテーション
(脳卒中、装具、ボツリヌス療法、地域リハビリテーションなど)
〈組織運営〉
・日本リハビリテーション医学会 代議員
・日本ニューロリハビリテーション学会 評議員
・日本義肢装具学会 正会員
・兵庫JRAT理事
・西宮脳卒中地域連携パス 副代表世話人
・NPO法人リハビリテーション医療推進機構CRASEED理事
・阪神南圏域リハビリテーション支援センター 構成員 業務マネージメント担当
・市中在住脳卒中者に対する装具ボツリヌス併用運動療法研究会 副代表世話人
(CORABOSS:Conference Of Rehabilitation Approach with BoNT and Orthosis for community dwelling
Stroke Survuivor)
〈資格〉
・義肢装具等適応判定医、リハビリテーション医学会専門医/指導医
脳卒中ガイドライン2021 痙縮
A型ボツリヌス毒素を痙縮の強い筋に注射することにより、痙縮を軽減し、運動機能の改善、関節可動域の改善、疼痛の緩和などを図る治療法
ボツリヌス製剤の作用機序
アセチルコリンの放出を阻害し、筋収縮に必要な神経伝達を阻害することで筋収縮を抑制します。
引用:看護roo!現場で使える看護知識~インパルスは神経系の共通言語~
脳卒中後遺症のこのような方におすすめ
①手足がつっぱり、関節が動かしにくい
②手足がつっぱり、動作が上手くできない
③手足がつっぱり、家族の介護負担が大きい
④手足がつっぱり、痛みが強い
ボツリヌス治療の目的
ボツリヌス施注後の運動療法のイメージ
医師、療法士、義肢装具士の三職種がサポート
※義肢装具士については、装具療法が必要と判断された時のみとなります
ボツリヌス療法施注についてのご案内
痙縮について
脳卒中でよくみられる運動障害の一つです。
筋肉が緊張しすぎて、手足が動きにくくなったり、勝手に動いてしまう状態のことです。
痙縮による姿勢異常が長く続くと、筋肉が固まって関節の運動が制限され、日常生活に支障が生じます。
また、リハビリテーションの障害ともなるので治療が必要です。
事前診察から施注まで
施注の効果
緊張している筋肉にこの薬をごく少量注射することにより、筋肉が緩んで、緊張や痙攣(けいれん)がおさまることが、様々な研究の結果によりわかっています。
薬の効果は12~16週間程度持続します。
2回目以降の施注は、効果が弱まった場合に施注後12週以上間隔をあけます。
ボツリヌス療法を併用することによって、より効果的なリハビリテーションを行うことが出来ます。
大切なこと
ボツリヌス療法を行うことで麻痺側の身体が元通りに良く動くようになるという訳ではありません。
筋肉を緩めて、『運動しやすい身体の状態に整えること』が主な効果となります。
施注後は、担当セラピストと共に積極的なリハビリテーションに取り組んでください。