皮膚や筋肉、関節などの体の感覚は運動を起こすために必要な脳への窓口
日常生活において、コップをつかむ、あるいは、スマートフォンに文字を入力するといった行動をするとき、私たちはコップの形やスマートフォンの画面の感触を頼りに行動しています。もしコップの形がわからなければうまくつかむことができないように、脳は多くの感覚情報を用いて目的に合った筋肉の活動を生み出します。このように、コップをつかんで飲み物を飲むといった運動を行うには、皮膚や筋肉、関節など体からの正しい感覚情報と脳内での感覚処理が必要不可欠です。
脳卒中の後遺症によって失われた体の感覚に着目し、運動を起こすために必要な感覚情報を脳へ届ける
脳卒中ガイドライン2021 日常生活動作障害
感覚刺激やバーチャルリアリティを用いた訓練を行うことを考慮しても良いとされている。
脳卒中ガイドライン2021 上肢機能障害
視覚刺激や運動イメージの想起を用いた訓練を行うことは妥当であると言われている。
ミライズでは、日常生活動作の反復や筋力トレーニングだけに頼らず、脳卒中の後遺症によって失われた体の感覚に着目し、様々な素材の物品や器具を使用して、感覚の分別を行い、運動の再学習に必要な感覚情報を脳に伝達させることで、脳卒中ガイドライン2021で言われている視覚刺激や運動イメージの想起を用いた訓練をより効果的に推し進め、麻痺の手足の機能回復を目指します。