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脳梗塞における水分補給について

みなさんこんにちは!
脳梗塞リハビリMe:RIZE(ミライズ)理学療法士の城内洋人です。

本日は、脳梗塞における水分補給のポイントについてお話します。

まずは水分補給とはなんぞやという所からお話させてくださいね。

「水分補給(すいぶんほきゅう)」とは、体内の水分を補充する行為を指します。人間の体は約60%が水分で構成されており、細胞の機能や体温の調節、栄養素の運搬、老廃物の排出など、生命活動に欠かせない役割を果たしています。そのため、適切な水分補給は健康維持において非常に重要です。

◯水分補給の基本的なポイント
こまめな摂取
のどが渇く前に、少量ずつ頻繁に水分を摂取することが推奨されます。一度に大量に飲むのではなく、200ml程度をこまめに摂ることで、体への負担を軽減できます。
適切な温度での摂取
飲み物の温度は、5~15℃が理想的とされています。冷たすぎる飲み物は胃に負担をかける可能性があるため、適温での摂取が望ましいです。
電解質の補充
汗をかくとナトリウムなどのミネラルが失われるため、スポーツドリンクなどで電解質も補うことが効果的です。ナトリウム濃度が0.1~0.2%の飲料が適しています。
◯注意点
過剰な水分摂取
一度に大量の水分を摂取すると、体内のナトリウム濃度が低下し、低ナトリウム血症を引き起こす可能性があります。適切な量を守ることが重要です。
個々の健康状態に応じた調整
腎臓に疾患がある場合や高齢者などは、医師と相談の上、適切な水分摂取量を決定することが求められます。
水分補給は、体温調節や細胞の機能維持、老廃物の排出など、健康を維持するために欠かせない要素です。日常生活の中で、意識的に水分を摂取することを心がけましょう。

次に脳梗塞における水分補給のポイントについてお話していきましょう!

脳梗塞における水分補給は、予防と治療の両面で非常に重要です。適切な水分摂取は血液の粘度を低下させ、血流を改善し、脳梗塞のリスクを減少させる可能性があります。

◯脳梗塞と水分補給の関係

  1. 血液の粘度と血流の改善

脱水状態では血液が濃縮され、粘度が増すため、血栓が形成されやすくなります。適切な水分補給により血液の粘度が低下し、血流が改善されることで、脳梗塞のリスクを減少させる可能性があります。

  1. 脳浮腫の予防と治療

脳梗塞の急性期には、脳浮腫(脳の腫れ)が発生することがあります。この状態では、浸透圧利尿薬(例:グリセロールやマンニトール)を使用して脳内の水分を血液中に移動させ、浮腫を軽減します。これらの薬剤は、血液の浸透圧を高めることで、血管外の水分を血管内に引き寄せ、尿として排泄されます。しかし、これらの薬剤は腎臓に負担をかける可能性があるため、使用には注意が必要です。

◯日常生活での水分補給のポイント
こまめな水分摂取:一度に大量に飲むのではなく、200ml程度をこまめに摂取することが推奨されます。

バランスの取れた食事:野菜や果物を多く摂取し、塩分の摂取を控えることで、血管の健康を維持します。
アルコールとカフェインの摂取制限:これらは利尿作用があり、脱水を引き起こす可能性があるため、摂取を控えることが望ましいです。
◯注意点
過剰な水分摂取:水分を過剰に摂取すると、体内のナトリウム濃度が低下し、低ナトリウム血症を引き起こす可能性があります。
個々の健康状態に応じた調整:高齢者や腎機能に問題がある場合は、医師と相談の上、適切な水分摂取量を決定することが重要です。
脳梗塞の予防には、適切な水分補給とともに、規則正しい生活習慣やバランスの取れた食事、定期的な運動が重要です。これらを組み合わせることで、脳梗塞のリスクを低減させることができます。

脳梗塞の予防や再発防止のためには、適切な水分補給が欠かせないということが、前述した文章からお分かり頂けたかと思います。

では、最後に脳梗塞の方におすすめの水や飲み物、摂取方法について詳しくご紹介します。

◯脳梗塞の方におすすめの水

  1. 硬水(カルシウム・マグネシウム含有)
    理由:カルシウムとマグネシウムは血液をサラサラに保つ効果があり、血栓の予防に寄与します。
    摂取方法:1日1.5~2リットルの水分摂取が目安ですが、硬水はミネラルが豊富なため、過剰摂取に注意が必要です。
  2. アルカリイオン水(pH8~9)
    理由:体内の酸性度を中和し、血液の粘度を低下させる可能性があります。
    摂取方法:適量をこまめに摂取することが推奨されます。
  3. 海洋深層水
    理由:深海から採取されるため、ミネラルバランスが良好で、体に優しい水分補給が可能です。
    摂取方法:日常的な水分補給として適しています。

◯避けるべき飲み物

  1. 糖分が多い清涼飲料水
    理由:高糖分は血糖値を急上昇させ、血管を傷つける可能性があります。
    例:コーラ、ジュースなど
  2. アルコールやカフェインを多く含む飲料
    理由:利尿作用があり、体内の水分が排出されやすくなります。
    例:コーヒー、紅茶、アルコール類など

◯水分摂取のタイミング

起床時:寝ている間に水分が失われるため、起きたらまず一杯の水を摂取。
食事前後:食事の前後に水を飲むことで、消化を助けます。
入浴前後:入浴で汗をかく前後に水分補給を行い、脱水を防ぎます。
就寝前:寝る前に水を飲むことで、夜間の脱水を防ぎます。

◯注意点
過剰な水分摂取に注意:一度に大量の水を摂取すると、体内のナトリウム濃度が低下し、低ナトリウム血症を引き起こす可能性があります。
個々の健康状態に応じた調整:腎臓に疾患がある場合や高齢者などは、医師と相談の上、適切な水分摂取量を決定することが求められます。
脳梗塞の予防や再発防止には、適切な水分補給とともに、規則正しい生活習慣やバランスの取れた食事、定期的な運動が重要です。これらを組み合わせることで、脳梗塞のリスクを低減させることができます。

いかがでしたか?
これからの季節、水分補給は欠かせません。これらの情報が皆さまの健幸の一助になれば幸いです。

株式会社エイジエル
脳梗塞リハビリMe:RIZE(ミライズ)
理学療法士
城内 洋人

脳梗塞における水分補給について

【脳梗塞リハビリミライズとは】

奈良や大阪を中心に脳卒中などのリハビリにお困りの方々へ自費リハビリを提供している理学療法士を中心としたオーダーメイドのリハビリ施設です。

またボツリヌス療法の第一人者である勝谷将史医師に定期的に起こし頂き、脳卒中特有の筋肉のこわばりを軽減させるボツリヌス療法や装具外来をサービスの一つに持ち、医師の指示の下、安全にリハビリを受けることが可能なリハビリ施設でもあります。

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