ボツリヌス治療後の集中リハビリサービスの改善事例

皆さんこんにちは。
脳梗塞リハビリMe:RIZE理学療法士の城内です。

今日は、今年度からスタートしたボツリヌス治療後の集中リハビリサービスの改善事例をご紹介させてください。
ボツリヌス施注後、週2回の介入の結果、2~3週間で以下の変化が出てきております。
特筆すべきは、麻痺側の肘の力が抜け、肘が伸びたことと、歩行の際の麻痺側の足の支持がしっかりとして、歩容がスムーズになりました。
詳細の評価は以下に記載しておきます。

(筋緊張検査)
肩関節外転 3→1 外転方向への他動運動時の抵抗感は軽減
肘伸展  2→1 静止座位時、肘関節は伸展傾向、肘伸展15°程度に改善
股関節外転 3→2 外転方向への他動運動時の抵抗感は軽減
膝伸展 3→2 抵抗感著明に軽減し他動での屈曲・伸展がスムーズになる
足関節 背屈3→3 外転2→2 他動運動時の抵抗感は軽減

(関節可動域)
足関節 0度→5度(DKF) -10度→-5度(DKE)

<痛みの訴え>
左股関節起始部(大腿筋膜張筋周囲)の疼痛消失

<動作>
椅子からの立ち上がり
臀部離床~股・膝関節伸展相にかけての股関節内転が軽減

ボツリヌス治療後の集中リハビリサービスの改善事例

また同時に勝谷医師のご指示の下、義肢装具士の方と連携し、装具を再作成いたしました。
その結果、立脚時の麻痺側上肢、下腿三頭筋の筋緊張亢進の軽減、立脚期下腿前傾増加、推進力向上が認められております。

また起立時体幹前傾〜臀部離床時の左足関節背屈角度増加なども認められております。

上記のような脳卒中の筋の強ばりでお悩みの方がいらっしゃいましたら、是非一度、お話お聞かせください。ご連絡お待ちしております。