「頑張らないリハビリもある」

2019年10月16日

こんにちは。脳梗塞リハビリMe:RIZE管理者の城内洋人です。

よくリハビリの現場では「リハビリ頑張るで!」「筋肉鍛えて歩けるように頑張らんとね!」と患者様やご利用者様がお話されているのを耳にします。
たしかに「リハビリを頑張る」ことは大切です。頑張った先に立てるようになったり、歩けるようになったりすることは間違いなくあります。一方で、頑張りすぎてしまい逆に状態が悪くなるケースもあります。
そもそも私たちは立ったり歩いたりするときに、そんなに頑張っていますでしょうか?
人間の身体は、基本的には「楽に」動くようにできていると言われています。それは長時間歩いたり、何度も立ったり座ったり、作業に没頭したりするためです。
増して脳卒中の後遺症にお悩みの方の中には、動くときに筋肉がこわばり、上手く動くことができない方もいます。お伝えしたいことは何かと言いますと、ただがむしゃらに頑張ることが、リハビリのすべてでは決してないということです。人によっては、無駄な力を抜いた状態での楽な体の動かし方を習得する必要があり、リラックスの仕方や力の抜き方からリハビリを始めなければならない方もいらっしゃいます。

Me:RIZEでは、そのようなことに重きを置きながらお一人おひとりに合わせたリハビリをご提供させていただきたいと考えております。

ちなみに添付の写真は、Me:RIZEのエントランスにあるアロマです。リハビリの前後でリラックスしていただけるように10月より設置してみました。「頑張りすぎる」ご利用者さまの「リラックス」の一助になればと思います。

脳梗塞リハビリMe:RIZEぬくもり奈良ステーション

城内 洋人