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脳梗塞再発予防について

2025.06.03

みなさんこんにちは！
脳梗塞リハビリMe:RIZE（ミライズ）理学療法士の城内洋人です。

6月に入り、気候も随分暑くなってきましたね。
さて今日は、皆さんが日頃気になっておられる脳梗塞の再発予防についてお話したいと思います。

どうぞ、最後までお付き合いください。

まずはじめに脳梗塞の予防について、少しお話をさせてください。

脳梗塞の予防には、生活習慣の見直しが重要です。以下に、効果的な予防策をいくつかご紹介します。

◯食生活の改善

青魚の摂取
サバ、イワシ、アジ、サンマなどの青魚に含まれる不飽和脂肪酸（DHA・EPA）は、血液をサラサラにし、脳梗塞の予防に効果的と言われています。月に1〜3回以上の摂取を推奨。
野菜・果物の摂取
果物や野菜の摂取量が1日200g増えるごとに、脳卒中のリスクがそれぞれ32％、11％減少すること言われています。
塩分・糖質の制限
高塩分食品や精製された糖質（白米、砂糖、白パンなど）は、高血圧や動脈硬化の原因となり、脳梗塞のリスクを高めます。

◯定期的な運動
有酸素運動の実施
ウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動は、心肺機能を向上させ、その結果、血行を促進します。
筋力トレーニングの導入
筋力トレーニングは基礎代謝を上げ、肥満予防に効果的と言われています。

柔軟体操の実施
柔軟体操は体の柔軟性を高め、筋肉の緊張を解く効果があります。

◯ストレス管理と生活習慣の見直し

ストレスの軽減
過度なストレスは血圧や血糖値に影響を与え、高血圧や糖尿病のリスクを高めます。リラクゼーション法や趣味の時間を持つことが有効です。
禁煙と適正体重の維持
喫煙は血管を収縮させ、脳梗塞のリスクを高めます。また、適正体重を維持することで、脂質異常症や動脈硬化、高血圧の予防につながります。
◯薬物療法と定期的な健康チェック

医師の指導のもとでの薬物療法
高血圧や高脂血症などの疾患がある場合、医師の指導のもとでの薬物療法が重要です。必ず医師の指示を受けてください。

定期的な健康診断の受診
定期的な健康診断を受けることで、早期に異常を発見し、適切な対策を講じることができます。
これらの予防策を日常生活に取り入れることで、脳梗塞のリスクを低減することができます。

ではいよいよ本題の脳梗塞の再発リスクと予防の重要性についてお話ししていきますね。上記と少し重複する部分もあるかと思いますが、重要な内容ですので、お付き合いくださいませ。

脳梗塞を一度経験した人の約4人に1人が5年以内に再発すると言われています。特に、最初の1年が最も危険で、生活習慣を改善しないと再発リスクが2〜3倍になるとも言われています。

◯再発予防のための生活習慣改善

血圧の管理
高血圧は脳梗塞の最大のリスク因子です。血圧を130/80mmHg未満に保つことが推奨されています。減塩を心がけ、1日6g未満を目標にしましょう。
適度な運動（ウォーキング30分/日）やストレス管理も血圧のコントロールに役立ちます。
食生活の見直し
野菜・果物を多めに摂取し、カリウムが豊富な食品を選んでください。
青魚（DHA・EPAが血液をサラサラに）や良質なタンパク質（大豆・鶏むね肉・卵）を積極的に摂取しましょう。塩分の多い加工食品や揚げ物、スナック菓子のようなものは極力避けましょう。
適度な運動
1日30分のウォーキングや軽い筋トレ（スクワット・かかと上げ運動）、ヨガやストレッチが推奨されます。
禁煙＆節酒
喫煙は脳梗塞のリスクを2倍に高めます。禁煙を目指し、支援を受けることが重要です。
過度な飲酒も血圧を上げるため、1日1杯（日本酒1合・ビール500ml）までに抑えましょう。
ストレス管理
深呼吸や瞑想を取り入れ、趣味や睡眠時間を大切にしましょう。
◯薬物療法の継続