レッドコードについて

2019年11月6日

皆さん、こんにちは。

脳梗塞リハビリ Me:RIZEぬくもり奈良ステーションのトレーナー  

木村貴行です。

今回は脳梗塞リハビリ Me:RIZEぬくもり奈良ステーションで使用している「レッドコード」というリハビリ機器についてお話させていただきます。

レッドコードとは天井から吊り下がる2本の赤いロープを使用し、安心感(安定性)とロープの振り子運動の特性(適度な不安定性)を活かしたリハビリ機器です。

人間の身体は不安定な場所にあると崩れたところから体を安定した場所に戻そうとします。その経験がバランス能力の向上に繋がるといわれています。

他にもレッドコードの特性として、持ち手を利用した振り子運動を行う際の持ち手の位置や紐の長さで運動の負荷が変わります。

また脳卒中の方の麻痺側上肢をレッドコードの持ち手で固定することで腕の重さを免荷し、関節の動きが広がったり、動作がスムーズに行えたりします。他にも頚、肩、足などを吊ってのばすことができたり、リーチ動作などで、背筋を伸ばしたりすることも出来ます。

また、伸縮性のロープを使用し、圧縮の力を加えることで肩や体幹の筋力向上に繋がります。

レッドコードは現在、色々な場面で使用されています。例えばオリンピック選手や有名サッカー選手の体幹トレーニングに始まり、介護保険下では、デイサービスやデイケアなどの集団体操や最近では小児マヒの場面でも使用されているようです。

脳梗塞リハビリ Me:RIZEぬくもり奈良ステーションでは、脳梗塞などの後遺症に苦しむ方の症状に合わせて、その方にあったオーダーメイドのレッドコードプログラムを提供しています。もし少しでも興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、一度遊びにきてみませんか?

 

脳梗塞リハビリ Me:RIZEぬくもり奈良ステーション

               木村 貴行